第一章 舞い降りた天使

第42話 悪役令嬢は町人Sと結婚していた


≪初版 2022.02.01≫

第43話 四年二組のクラス発表『水神様への願い事』


祥之るう子様 からの贈り物
「おいで?」が、ついつい脳内で、物語後半の大人サイファさんにドSスマイルさせた状態で再生されてしまうこの回。笑
いやいや、小学生だから! とまず大人から子供に修正、きっともっと純粋な笑顔だから! とピュアスマイルに修正して再生するなどしました。
答え合わせのために、デゼルさん視点をもう一度読み返してみたら、楽しそうとあったので、どっちかって言ったら、ピュアスマイルに近い笑顔ですねきっと!(という想いを、FAにさせていただきました)

この回の「十歳で闇主になるような子」っていう悪評、デゼルさんやサイファさんに感情移入して読んでた私には、盲点というか、そんな噂立っちゃうのか~! って驚きでした。
こんなに二人は幸せなのに、世間一般にしたらそうなっちゃうのか~って、ちょっとショック。
何かこう、勝手に、みんな闇巫女さまを敬愛していて、大好きで、闇巫女さまがお幸せならおめでたい! って喜んでくれるってわけじゃないんだなあって。ちょっと意外でした。
でも、実際、闇主は公子さまが担ってきた立場でもあるわけだから、国を愛しているからこそ「いやいやそんな、どこの馬の骨ともわからないヤツを闇主だと?!」ってなるのは、当然と言うか、多分、これがリアルなんだろうなと思ったりもしました。

あと、この「十歳で闇主になるような子」って、十歳で巫女にとりいったり、巫女をたぶらかした子っていう悪評…で正解でしょうか。それとも、みんな闇主になる方法を知ってて、「十歳でそういう行為しちゃう子」っていう悪評?
もし後者だったら、闇巫女を無理やり手籠めにして闇主になろうとした人とか、過去にいそうだな…とか勝手に想像してしまいました(ちゃんと理解してみたら、なりたいものでもないと思うんですが、野心家の貴族のボンボンとか襲ってきそうだなって)

歴代の闇巫女と闇主、それぞれに、きっといろんなドラマがあるんだろうなあと、いろいろ妄想してしまいました。
(´゜ω゜)・*;'.、ブッ
どちらかと言わなくてもピュアスマイルです!!(@д@;)ヒィ
だっこしてほしそうに見上げる仔猫に向けるような!!(@д@;)ヒィ

大変だ、さいふぁ様をドSと評する読者様がとても多いのですが、るう様のファンアートみたいな表情をたくさんの読者様に想像されているとしたら、なんという誤解…!!
さいふぁ様のいったい何が、ここまでドSな印象を読者様に与えてしまうのでしょうか…!?(; ・`д・´)

心当たりがあり過g(ry)

残念なことなのですが、公国に『闇巫女さまがお幸せならおめでたい!』なんて考えの人は、まったくいないと言っても過言ではありません。
闇の女神オプスキュリテの加護を授かるべく、依り代であるところの闇巫女様ももちろん大切にされますが、それは、闇の女神が降臨するにふさわしい、可憐で清らかな依り代であることが大切にされるということで。
闇巫女様の心のありようや、幸せかどうかについては、大衆はとりわけ興味を持ちません。(降霊術を使える人がいたとして、多くの人が、降霊の様子ばかり知りたがって、術者の降霊と無関係な暮らしぶりには興味がないやつ)
割と冷たい対応です…。
ゲーム上のデゼルは光の聖女と無辜の民を苦しめる悪役令嬢、薄幸の美少女、あくまで闇の聖女なので。

というわけで、夜明けの公子オーブ・オプスキュリテがいるのにそこらへんの公民が闇主だなんて、闇巫女様の幸せには関心が払われていないからこそ、知れ渡ったら大変です。非難ごうごうです。
あまつさえ、この時点のさいふぁ様はまだデゼるんと契っていないのに、なぜ、十歳で契ったなんて悪評が流布されてしまったのか――

つ【はんにんはデゼるん】

ガゼル公子との婚約を断るにあたって、さいふぁ様とすでに契ってしまいましたくらいは言わないと、さいふぁ様の身に危険が及ぶかもしれない! と考えたデゼるんの『よからぬたくらみ』が裏目に…!(>д<)
(デゼル編:第27話 悪役令嬢は婚約破棄をたくらむ
人の口に戸は立てられぬのです。
「闇主になるためには契らないといけないのに、公子様をさしおいて、まだ十歳の子どもが闇主になったなんて、信じられる!?」
これほど衝撃的な噂話ゴシップを、闇巫女様と公子様の婚約がどうなるのか興味津々、鈴なりで立ち聞きしていたモブ侍女が黙っていられましょうか。

万事、塞翁が馬。

闇神殿のモブ侍女がモブの鑑だからこそ、幼いデゼるんが闇神殿を抜け出して、さいふぁ様と出会えもしたのですけど!
公国で最も尊い女性、わずか六歳の美少女がやすやすと抜け出して、どこの馬の骨とも知れない男の子と恋に落ちて間違いを起こしてしまえる闇神殿、現代日本だったら『ずさんな管理』と大バッシングされて大炎上するやつ…! どう考えてもマリベル様の首が飛ぶやつ…!
深刻な失態をやらかしても、そのおかげで素敵な恋が始まるならば、責任追及の声など上がらない乙女ゲームの世界でよかったね、マリベル様♪(*´∇`*)b

というわけで、さいふぁ様についての悪評はるう様が考えて下さった前者と後者の両方ですが、闇巫女様を手籠めにしようとした貴公子はいまだかつていないです。なぜなら、闇巫女様の婿を闇主と呼ぶことはふつうに知られていますが、お忘れめさるな、闇巫女様の御前は闇の女神オプスキュリテの御前です!!(; ・`д・´)
それを知らない貴公子はいないので、正攻法で気に入ってもらおうとアプローチこそすれ、手籠めにしようなど言語道断、畏れ多いにもほどがある悪事には挑めませんでした。
デゼルが襲われるシナリオは、あくまで、公国の滅亡とセットで成立するはずだったものなのです。

いつも、とても素敵なご感想とファンアートをお贈り下さり、感謝感激です✨
またのご参加も、心待ちにしています♡(*´∇`*)ゞ

【物語】冴條玲